自分にとって 鞄の底は 楽しい遊びの世界です。

初めは重さを調整したり、滑り止めのつもりで彫っていた底ですが、いつの間にか自分を自由に表現する場所になっていました。
鞄本体はコンマ何ミリでの完成度を要求されますが、鞄の底はどんな風に描いても、彫っても構わない、
自分にとっては自由なキャンバスなので、個展前に底ばかりをずらりと並べたときは楽しいひとときです。

そんな風な「底」の位置付けでしたが、ここのところ、本体の一部として表現する形を取り入れ始めました。

以前からもサイドからの彫模様の延長を表現してみたり、鞄の形に合う模様をなるべく描いて来ましたが
昨年から鞄全体の一部として底を表現した鞄を作ってみたりしています。

皆様のお手元の鞄は、、、どんな模様が描かれているでしょうか?