ひとつの鞄が仕上がると
写真を撮りナンバーを入れ、サイズや塗り、彫や留め具の種類などその鞄のデータを記録して残しています。

近頃、塗り、、、の、欄の記録が難しくなっています。
表現しにくい色が多くなってきたためです(汗)

ノートには、アースとかセピアとか、それだけではわかりにくい表現で残す事も多くなってきました。

染めに使う染料の調合も複雑、、、(もう、この時点で何色かわからない!)
おまけに、木の本来持つ木目や木取り、その木の色によって、染料の染み込み具合や色の出方が違い、
ひと言では表現出来にくいのです。
その他にも、例えば、鮮やかなブルーで下地を染め、その上に生漆を塗り重ねると色はモスグリーンに近い色になるなど
意外に複雑で、ノートの小さな欄からはみ出してしまいます。

なるべく自然に近い色で写真に残し、
あとは、お求めいただいたお客様の感性で「これは○○色」と思っていただく方がいいのかもしれないな、、、
と、思う今日この頃です。